健康の考え方
誰もが健康を願い、「健康であり続ける」ことを望んでいます。こんにち、医学は大きく進歩しました。医療技術もまた、高度に発達しています。
けれども、それら医学の進歩とともに、本当の意味での健康な人ははたして増えているのでしょうか?
「健康の定義」とは?
今から約60年前、1946年に WHO(世界保健機関) が唱えた「健康の定義」をご紹介します。
それは、
『健康とは、単に病気でない、虚弱でないというのみならず、身体的、精神的、そして社会的に完全に良好な状態である』
というものです。
この定義に基づくWHOによる世界規模での健康推進と、医学の発達があいまって、世界全体として見れば、60年前と比較して人々の健康は飛躍的に向上したのではないでしょうか。
胸を張って「健康だ」と言えますか?
では、私たちの健康はどうでしょうか? 日本に住む私たちの健康について考えると、社会がもたらす様々なストレス、過剰な栄養摂取、偏食、不規則な生活習慣、などなど、健康を脅かす多種多様な問題に直面します。
つまり、60年前にWHOが唱えた「健康の定義」を、現在の私たちの健康状態に照らし合わせてみると、「身体的、精神的、そして社会的に良好な状態にある」とまでは、胸を張って言えない方も多いのではないでしょうか。
ハッピーライフになるためには?
それでは、胸を張って「健康です」と言えるために、私たちは何をすべきでしょうか? それはやはり、『健康の持続』のための日常的な『予防』でしょう。病気になってから健康について考えるのでは遅すぎるのです。
そして、「身体的、精神的、そして社会的に良好な状態にある」とまで言えるには、あなた自身だけではなく、ご家族、ご兄弟、ご友人などの健康も大切なものとなります。つまり、ハッピーライフを求めると、あなたの周りの大切な方々の健康も大きく関わってくるのです。